こんにちは、糸へん便りのおおうらです。
編み教室の卒業制作が大掛かりになりすぎて、微妙に難儀しています。
1/4製図から原寸大製図を書いて、模様割り付けをしました
まずは原寸大製図を引きます
今までは、ノートに1/4の縮尺で製図を書いていたわけですが、
実物を制作するにあたり、原寸大で製図を引き直す必要があるのです。
製図用紙はこれを使うと便利です
ミリ単位で線が引いてあって、なおかつアイロンの蒸気も通す丈夫な紙です。
筆記用具は鉛筆です。ぐりぐりと書いてくださいませ。
それが書けたら、今回は肩を等角ラグランにしたので、肩の斜線を割り出します。
いつぞやに作った、ゲージ表を当てて割り付けるのですが。。。
製図用紙は厚手の紙、ゲージ表はコピー用紙なので、重ねても肩の線がうまく見えないのです。
そこで面倒ではあるのですが、原寸大の線をトレーシングぺーパーに転写してから、肩の階段を切っていきます。
他、脇下や作り目の目数段数も出しておきます。
次に、出した目数段数を、編み目グラフという紙に書いていきます
肩の斜線の階段が切れて、全て目数段数が出たとします。
それでツジツマが合うかの確認を兼ねて『編み目グラフ』という方眼用紙に全部転写していきます。
これね。
中に、3色の紙が入っているのですが、使う編み目によって紙を使い分けます。
表紙裏に説明書きが載っていますが、ゲージの目数段数を割った数値によって紙を使い分けます。
メリヤス編みなら白色の紙で大体OKなのですが、今回は編み込みの編み目なので、水色の紙を使いました。
ただ、大量に消費するので原紙を使うのは勿体ないので、紙をコピーして大量生産して使います。
家庭用複合機プリンタで十分です。
紙と紙の繋ぎ目がでないように、都度ハサミで切って位置を合わせて、メンディングテープで留めていきます。
セロハンテープだとテープの上に文字が書けませんが、メンディングテープなら無問題なのです。
そして、出来上がったのがこちら。順に、前見頃、後見頃、そでです。
今回は編み込み模様なので、同時に模様も割り付けます。
実は、模様を割り付けるのが一番大変でした。
というのも、カエルの顔と模様が入っているので、1模様の目数段数が大きいのです。
そのうえ模様優先で割り付けたもので、あちこち原図を修正してあります。
そうはいっても、入らないものは入らないこともありまして(涙)
最初、カエルの模様は10目1模様だったのですが、前見頃と後見頃の接続がうまくいかなくて、模様を引きなおしました…
いまは、13目1模様で落ち着いています。
これが時間かかったのです。
あと、斜線のところがどう模様が崩れるか、みんな書きだしました。
全部やっとかないと実際編みはじめてから、あちゃーなことになると目も当てられないもので。
それで遅くなったのです。
でも一通りできたので、もう編み始められます。
袖を編みつつ、ヘチマ衿の部分の割り出しを始めるイメージです。
ようやっと着手!
袖の面積が異様に広いので躊躇していますが、やるだけやってみます。
がんばります~