なにごとも、始めるにあたっては「お道具」が必要ですよね。
まだ本格的にやるかわからないし、なんとかならない?と思っているあなた!
100円ショップだけで編み物ができるかどうか、ちょっと考えてみましょうか。
編み物に必要な主な道具類
- 棒針または、かぎ針編みの編み針
- よく切れるハサミ
- メジャー・巻尺・物差しとか定規とか
- とじ張り(先の丸いもの、尖がっているもの)
- 段数リング
- 段数を数えるメモ帳とか、カウンターとか
- 毛糸、手編み糸
といったかんじでしょうか。
次に、代わりになるかならないかを検証してみましょう。
代わりになるもの・なりそうもないもの
まずは、そもそも100均にあるかどうかを確認。
(番号はさっきの番号に対応しています)
- 編み針:あります
ただし、ちゃんとした(?)編み針(クロバーとかハマナカとかから出ている)は「規格」というものがありますが、100均編み針は、かなり適当です。
また、持ちやすさ、編みやすさは、正直微妙。 - ハサミ:あります
糸を切るだけなので、小さいのでOK。 - メジャー類:あります
できれば、巻尺、短めの定規、本格的になると50センチ定規あると良し。 - とじ針:一応あります
プラ製ではなく金属製を選ぶこと。たぶん先の丸いのが出回っているかも。
「縫い」の作業が入る場合は、尖がっている専門の針が必要。 - 段数リング:あります
フックみたいに引っ掛ける簡易タイプのであれば、見かけました。
それじゃ落ちちゃう!という人は、クロバーの段数リングをお求めください。 - 段数を数えるもの:あります
鳥を数えるカチャカチャする機械がお手ごろで便利。
メーカーからも出ているが、これは100均の方が安い。 - 毛糸:あります
ただし、糸の長さがあんまりなかったり、やたらとアクリルが入っていたり
中にはすぐ切れる、みたいな粗悪な物もまじっていたりするリスクはあります。
ほとんど、あるにはありますね。
では次。
100均の編み針を使うにあたって、気をつけるべき点
編み物は、「編み針」が命なんです。
前述の通り「規格」が怪しいので、編み物本に「6号」と書いてあっても、
100均針のそれと同じという保証がありません。
なので、「試し編み」をオススメいたします。
ちとメンドーなんだけどね。
編み物レシピには必ず、その作品は「10センチ四方で何目何段で編んだ」か、
という情報が書かれています。
あなたの100均針と糸で、
とりあえず20センチ四方編んで見て下さい。
そして、真ん中らへんで、縦10センチの中に何段あるか
横10センチで何目あるか、じっくりと数えてください。
(わざわざ大きく編むのは端っこの方は伸びたり縮んだりで正確ではないのです)
これを、ゲージと呼びます。
で、
ぴったりだった!という方
おめでとうございます。ではそれで、作品を編んでください
なんか違う・・・という方(ほとんどがそうだと思います)
針の号数を上げ下げして編みなおすか、糸を変えるなど、もしくは両方検討してください。本番と同じかんじにならないと、イメージサイズが大分違ったモノが出来てしまいます。
メーカーの針であれば、1号刻みで調整できますが、
100均針だと、「細」「太」しかない場合もあります。
・・・・残念でした。
まとめ
私は、針だけは正規品を買って、他の消耗品は100均でとかいった
「使い分け」が良いのではないかと思います。
→100均だけで良いという人
100均の糸を使用したレシピ本が、100均にありますし、
それだけで充分な方は、それで良いと思います。
または、適当にタワシ編むだけだからなんでもいいの!という方とか。
→市販の編み本からも編みたいという人
悪い事はいいません、正規品の針を買いましょう・・・。
本屋には、100均だけで編みました!というような本はまずお目にかかれないわけです。
大抵が、クロバーの針8号、とかハマナカあみあみ6号とか書いてあるわけです。
まだ、それに、指定糸揃えろとは言いませんが、
編みたい糸の方を合わせた方が、幾分かマシなのでは、という感じです。
私の見解としては、
「100均でも安いし出来ないことはないが、手間を考えると、針も糸も両方調整の方がかえって手間がかかる」という考えです。
もう一回書きますが、ゲージは合わせていったほうが良いです。
適当に作ると適当なものしか出来上がりません。
それなりに労力かけてるのに、ガッカリしませんでしょうか?特に大物だと。
まぁ、どっちみち、編み物にハマると、100均の道具だけでは満足できずに、
メーカー製全針セットで揃えちゃったり、海外メーカーに浮気してみたり、とか
色々ありますけども^^;
まぁ、それはまた別の機会に書くとして、
概ね、100均に関しては以上です。
楽しい編み物ライフを送ってくださいね^^