ちょっと、やんごとなき用でニット用の『ピン』を紛失し、大分前にパーツが完成していたのにアイロンがかけられなかったアカウントはこちらな、おおうらですorz
ヘチマ衿のカエルジャケットに、アイロンをかけました!
この作品は、編み教室の課題作品なのです…
トロトロやっててなんなのですが、一歩一歩進めています。
さて、パーツが編めたということなので、アイロンをかけます。
簡単に、手順を説明しますね。
まず、実物大製図をアイロン台に敷きます。
そこにニット専用アイロン用ピンでとめていくわけです。
こんな風に。
アイロンは、必ず裏地からあてます。
まず、角っこにピンを打って、その二等分した中央、またその中央…と片寄らないように全体的に打っていきます。
ピンとピンの間は、わたしは2cmほどになるまで細かく打っています。
で、この段階でかるく蒸気をあてておきます。
本格的に蒸す前に、コレ、総編み込み模様なもので、編み目を整えておきます。このように↓、渡った糸の間に適当な細い棒針を差し込んで、軽く左右にスライドさせます。
これを全模様にほどこします。(これが結構大変なんだ…)
そうしたら、本格的に蒸気をあてます。
あてたら、自然に冷めるまで放置します。
急ぐときは、うちわとか扇風機とかで冷まします(^^;
ちなみにアイロンのあて方ですが、
ちょっとこちらは袖のお写真になってしまいますが、このようにアイロンを動かします。
水平・垂直移動が基本です。斜めはありえません(汗)
アイロンをかける(プレスする)というよりかは、蒸気をあてて『蒸らす』の方が近いです。
これを、全パーツ(前身ごろ×2、後身ごろ、袖×2)にほどこします。
で、出来たのがこちら。全部で軽く1時間以上かかりましたorz
模様のアップはこちら。
地平線の先まで続くカエル柄です。
このあと、黒い点々に刺繍をします。全部。
おたまじゃくしのつもりなんです。全部orz
それも終わったら、トジハギに入ります。
まだまだ行程が終わらない…
ちなみに、このアイロンで使った用具について
アイロンは、ニット専用のアイロンを使用しています。すんげえ高かったんだから!ボーナスはたいて買いましたよ。蒸気がボンボン出る、底板が熱くならないタイプです。
今はほとんど生産されていないようですね。
後継品もあるのですが、それは底板が熱くなるタイプなので、場合によってはニットが焦げる可能性が。気をつけて扱ってくださいね。
アイロン台もニット用の特大アイロン台です。
大きさは一畳弱あります。身ごろがすっぽり収まる蒸気抜けの良いアイロン台です。
実物大製図は、方眼入りの蒸気を通す特殊な紙で作られた製図用紙です。ニットのアイロンは、蒸気をたくさん使用するので、紙が蒸気を通さないと悲惨なことになります。これは必携です。
あと、ピンね。ニット用の熱に強い細い長針のピンがあります。なんせ数が要るもんで、わたし、3袋くらい買ってあるかも…。
こんな感じでしょうか。
続いて刺繍、がんばりまっす!