こんにちは、糸へん便りのおおうらです。
今日はちょっとマニアックな話題ですよ~
先日、袖山及び袖下の編み方の増し目についての記事をアップしました
そもそも、どこでその増し目を入れるのか、という下りを解説しようと思います。
袖下斜線の計算方法を解説します
例えば、段数にして90段、増し目したい目数が12目あるとします。
12目増し目したい時の間隔は、13になります
そして、これは、90段と12目の縦長の斜線なので、
計算式としては、段数÷目数になります。
しかも、増し目は表を編んでいるときしたいですよね?
なので、あらかじめ段数を半分に割っておきます。
さて、いよいよ編み物計算します
独特な計算方法なのですが、ついてきてくださいね~
ざっくりと図にするとこんなかんじです。
90段÷2で出た「45」を12の間隔数「13」で割ります。
とりあえず、「3」が立って、余りが6が出ました。
ここからがミソです。
答の「3」に 「1」を足しますので 「4」が答えです。
余りの 「6」を間隔数の 「13」から引いて、答を 「7」とします。
全体的な答えをしては、
・4(段)で1(目)で6(回)
・3(段)で1(目)で7(回)
になります。
あらかじめ段数を半分にしているので、
復帰(段数のみ2倍)して、
・8(段)で1(目)で6(回)
・6(段)で1(目)で7(回)
になります。
最終的には
—
6段平
8ー1ー6
6ー1ー6
—
になり、
—
6段平
8ー1ー1、6ー1ー1が6セット
—
になります。
(6段平は、一番最後に持ってきます)
まとめ
・最初に段を2で割る
・間隔数を出す
・編み物計算
が出てきました。
これで、袖下の増し目の位置がわかりました。
心置きなく編めますね?
書籍では、この本の20P目に詳しく載っています。
あ、編むときは、トジをするときの余白(2目)も忘れずに編んでくださいね♪
製図には余白は書かないのでうっかり忘れるときがあるので。
(私だけか?!)
ではでは、そんなかんじで!