叔母はどんな人?
叔母は、ワタシから見ると、母の歳の離れた姉です。山形出身。享年83歳。
ここ数年は、入院したり退院したり施設に入居したりを繰り返していました。不調なりに安定してるのかな?と思っていたのですが、ここ数週間でガクっと悪くなり、先日、ついに逝去しました。
洋裁も和裁も編み物も料理も上手で、ワタシも少なからず影響があった一人です。
特に、毎年1月頃に、ワタシの大好物の「山形名物納豆汁」や「身かきニシンの昆布まき」「山菜の炒め物」「ポテトサラダ」等を大量に作って、叔父と出迎えてくれました。(そして「タッパ持ってきなさいよ」と言ってお土産をたくさん持たせてくれました)
会うたんびに叔父と一緒になって「早く結婚しなさいよ」と言うのが玉にキズでしたがorz(ワタシのスペックじゃ貰ってくれる人がいないんだよー)
今度、塩漬け山菜の塩抜きと調理のコツを教えてもらう所だったんだけどなー。
亡くなって思う事は
本人はまったく「自分が死ぬかもしれない」とはあまり考えていなかったんだろうなぁ、ということです(笑) 自宅も生活していたまんま放っぽりぱなしでしたし、生前整理とか終活とか、80超えてるのに無縁で・・。
ただ幸運だったのは・・
まだ頭がしゃんとしていた2か月前に、老人ホームに面会に行って、色々喋ったことかなぁ。あのタイミングは奇跡でした。片道1時間かかるので会いにいくのも一日シゴトでしたので、ちょうど3連休があったので会いにいける(ワタシの体力があった)んですねぇ。
人は最終的にはどんな人でも灰になるし、なにも持っていけない
人の死ってやつが、現代日本だとあまり馴染みがないのか、ワタシが慣れていないだけなのか、少なからずも衝撃でした。ここ最近、祖母、叔父、と見送ってるので、叔母も立て続けに・・だったので免疫はあると思っていたんですけどもね。
あっという間に、お骨になっちゃってなんかもう・・・。
人って、亡くなっちゃうと灰になるだけなんだなぁ、お金も持っていけないし、名誉も多分あの世には持っていけないし、なにこのミニマリスト!
あの人もこの人も、いずれ自分も灰になるのかなぁとか思うと、もうメンタルがガリガリ削れられるんですけども、送ってくれる人々がいるだけいいのかなぁとも思ったり。(親戚もご近所さんも、たくさん来てくださいました、人徳ですね)
死んでも、魂とやらがもっていけるのは記憶だけなのかなぁとも思ったり。
(それすら本当にあるのか危うい想像ですが)
だから、死ぬまでに「何をしておきたいか」とか「してほしいこと」とか「してあげたいこと」とか常日頃から考えておくのは重要だと思います。
常日頃、死を意識するってなんか憂鬱なんですけどね。
思い残しがあっても、死んだらもうどうにもなりませんしね。
ご住職の言葉で印象的だったこと
はるばる山形から来てくださったんです。
ワタシのいとこくらいの歳の若い住職さんでしてね、ヒートアップすると山形弁になります(笑)
ご住職が仰るには「死の準備をあらかじめして周到にして亡くなるひとって、少ないかもしれませんね」ということでした。
あと、偶然最近、ご住職のお子様が世話していたペットの小鳥が亡くなったらしいのですが、ペットの死を通して、お子様が「命は有限なんだ、と感じたと思われる」ということをお話されていました。
なんだか分からない説教をする方が多いなか、とても分かり易い内容で、故人によりそったお話をしてくださったご住職でした。
まとめ
命は有限である。
関わってくれた人とは日頃から悔いないように接して、優しくしよう。
あと、遺言書大事!
実はこれからがタイヘンなんだと思われるんですよね。
手続きとか、そーぞくとか叔母自宅(一軒家)の片付けどーするのかとか。
んもぅ!
以上、とんでもなく長くなりましたが、こんな心境です。
ワタシも身辺整理・・もとい大掃除と片付けがんばらないと・・
ではでは!