こんばんは、明けても暮れてもアタマの中は夏みかんでいっぱいでした、おおうらです。
ご近所のおっちゃまがお庭の夏みかんをしこたまくださったのです。
その数、12個!
これはなんとか加工しないとー!とマーマレードにすることを思い立ちました。
去年も作ったし楽勝♪と思ってたのですが今年は今年で勝手が違ったのであります。
そもそも、この夏みかんのマーマレードってやつは、人によって作り方が千差万別でしてね。
ワタシも30件くらいのWebページを巡回したのですが、みんな言っていることが違って(笑) 迷いましたー。
が、数回作ってて、ある一定の答えが出ましたので、せっかくなので発表します。
皮が柔らかジューシーな、夏みかんマーマレードの作り方♪
その前に、よくある失敗例は・・・・
- 苦くて食べれられない
- 全体的にカチカチに固い
だと思われます。
まず、苦い、ですが、
これは原因がいくつかあります。
代表的な原因は
- 水にさらす手間を惜しんでいる
- 下茹で及び茹でこぼしが十分でない
- 皮を厚く刻んでいる、又、ワタが取り切れていない
です。
これは、うすーーーく刻んで、皮の後ろのワタを取り除き、アク抜きというか茹でこぼしを充分にすると、大分改善されます。
次に、固い、ですが、
この原因は、
- 下茹でが充分出来ていない
- 砂糖を最初から全量入れて煮込んだ
- 煮詰めすぎた
が考えられます。
これは、充分に下茹でをし、砂糖は3分割で時間差で入れ、煮詰めすぎずほどほどでやめておくと、固いのは回避されます。
いかがだったでしょうか。
これらを念頭にいれ、レシピ文をお読みくださいませ。
夏みかんマーマレードの作り方
準備するもの
- 無農薬&ワックスのしていない酸っぱい夏みかん
- グラニュー糖:夏みかんの重量(生の皮ではなく、下茹でして水気を絞った後の皮+実+種)の60%
- お茶パック
- ステンレスかホウロウの鍋(アルミ鍋は黒く変色しますので使いません)
- 木べら等かき回すもの
- 清潔なビン
段取り
1)夏みかんの皮をタワシで充分こすって汚れを落とします。
皮に変色している箇所がある場合は包丁で削っておきます
2)夏みかんを、皮・実・種に解体します
- 本体に十字&十字で8等分に切り込みを入れ、皮を剥きます
- 皮に付いている白いワタをスプーン等で削ってこそげ落とします(ここ大事!)
- 皮を細かく(目標0.5mm)刻みます。耐酸のスライサーがあればスライスします。(薄く細かいほど良いです)
- 刻んだ皮は、刻んだ傍から水に漬けておきます。出来れば水を変えながら1時間くらい漬けます。レシピによっては一晩漬けるものもありますが、そこまでは必要ないと思います。(ここが一番大変な工程なんだ!)
- 実は、薄皮を剥いて中身だけを適当にざく切りし、ボール等に入れておきます。後で一緒に煮込みます
- 種はペクチンを取るのではじいて置き、後でお茶パックに詰めておきます
3)皮を、茹でこぼし兼下茹でします。
- ステンレス等の鍋に、ひたひたの水と刻んだ皮を入れ中火にかけます。
- ふつふつ沸騰してきたら火加減を見つつ、まず10分煮ます。
- 味見をしてみて、苦!という感じであれば、水を変えてもう10分弱煮ます。(あまりやりすぎると、マーマレードらしい苦みも消えてしまいますので注意)
- 良いようであれば、ザルにあけて、手で皮をギュッと絞ります。
4)材料の重量を計ります
- 水気を絞った皮+実+種の重さを計ります。
- その重さの6割のグラニュー糖を用意します。
5)煮込みを始めます
- 鍋に、皮と実をいれます。呼び水に水1/4カップほどを入れ、中火にかけます。
- 実がつぶれるように、木べら等でつぶしながら沸騰を待ちます
- ふつふつ沸騰してきたら、計ったグラニュー糖の1/3を投入します。
- 焦げないように面倒みながら混ぜつつ煮ます。10分間。
- 次の10分で、またグラニュー糖を1/3入れます。今度はタネ袋も一緒に入れて煮ます。
- 最後の10分で、残りのグラニュー糖を入れます。タネ袋は回収します。
- ここまで来ると、グツグツプチプチ煮えていますので、ちょっとゆるいかしら?というくらいで早めに火を止めます。
- キレイなビンに詰めて封をし、粗熱を取ります。
以上で、完成です。冷めたら、保存は念のため冷蔵庫でどうぞ。
まとめ
- ワタはこそげ取る
- 出来るだけ薄く、細かく刻む
- 下茹でしっかり
- グラニュー糖は三分割で入れる
- あまり煮詰めすぎない(柑橘はただでさえ固まりやすいのでユルイくらいで良いです)
ここまでざっと、4時間弱の工程です。
(いや、こんなかかったのは、ワタシが一度に8つも処理したからなんだけど)
分量の目安は、夏みかん4つで200ml瓶3~5個くらいかなあ?
野趣あふれるおいしいマーマレードが出来ますので、ぜひ!
以上、レポでした。
ではでは!